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ナイルの賜物とツタンカーメン2026-11-04 by 松岡
古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは「エジプトはナイルの賜物」と言いました。
ナイル川の豊かな水と肥沃な大地によって、古代エジプト文明は栄えました。
しかし、その長い歴史は決して平穏なものではありませんでした。
紀元前十四世紀、ファラオのアメンホテプ四世は、それまでのアメン神を中心とする信仰を改め、アテン神を重んじる宗教改革を断行しました。
その背景には、強大な力を持つアメンの神官団と王権の対立がありました。
ところが、その後を継いだツタンカーメンの時代には従来のアメン信仰が復活します。
ツタンカーメンは若くして亡くなり、やがて歴史の中に埋もれていきました。
それから約三千三百年、1922年11月4日、イギリスの考古学者ハワード・カーターがエジプトの王家の谷でツタンカーメンの墓へと続く階段を発見しました。
後に出土した黄金のマスクは世界中の人々を驚かせました。
権力をめぐる争いも、栄華を極めた王朝もやがて歴史の彼方へと消えていきます。
それでもナイル川は今も変わらずエジプトの大地を流れています。
まさに「エジプトはナイルの賜物」ですね。

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