店長のブログ :
海から生まれここまで来た2026-10-06 by 松岡
なんとなく夕日が見たくなって志賀島に行って来ました。
途中コンビニでおにぎりとノンアルコールビールを買って、休暇村のあたりに車を停めて、海岸のベンチに腰掛けました。
この日は風が強くて、引き潮なのに波は荒くて、ザザーッ、ザザーッと同じようで少し違う波が何度も海岸へ押し寄せてきました。
空はまだ明るく、正面には玄海島。
その頂上から少し左へ、夕日がゆっくり沈んでいく。
おにぎりを食べて、ノンアルコールビールをひと口。
ただ海を眺める。
でもそれがいいんです。
海を見ていると、ずいぶん遠い昔のことまで考えてしまいました。
生命は海で生まれて、長い時間をかけて陸に上がった。
そして今も、私たちの体の中では、ナトリウムやカリウムみたいな小さな粒が電気を運んで、神経や筋肉を動かしている。
そんな人間が、今度はシリコンの半導体を作って、コンピューターを作り、ついにはAIまで生み出した。
海から始まった生命が、長い時間を経て今こうしてAIと話をしている。
そう考えると、本当に不思議で、ちょっと可笑しくもあります。
遠くへ行くことだけが旅じゃない。
同じ気持ちを連れて行けば、どこまで行っても同じ景色かもしれない。
逆に、少し車を走らせただけでも心の向きが変われば、何億年という時間にさえ思いを馳せられる。
波は昔と変わらず、寄せては返す。
その向こうへ夕日が静かに沈んでいくのを眺めながら、人間はずいぶん遠くまで来たものだなあと、そんなことを思った虎雄です。

|