店長のブログ :
今を生きる2026-04-06 by 松岡
「悩みとは作る物だ。外からやって来るものではない。
自分の心が毎日せっせと育てているものだ。
諸君、考えてみてくれ。
夜中に布団の中でうんうん悩んで、翌朝に何かが解決したことがあるか?
ほとんどの場合、無い。
悩んでいる時間は、ただ生命力を消耗させるだけで現実は何ひとつ動かない。
それどころか、悩めば悩むほど身体が緊張して呼吸が浅くなり、知恵の出口が塞がれていく。
悩みは人間をじわじわと弱らせるだけだ。
悩みは問題を解決しない。
では、何故人は悩むのか?
答えは単純だ。過去と未来に生きているからだ。
あの時、こうすれば良かった。
これからどうなるのだろう?
この二つが悩みのほぼ全てを占めている。
過去は変えられない。
未来は未だ来ていない。
存在するのは今この瞬間だけだ。
私がインドで出会った老師はこう言った。『人間は今という瞬間しか生きられない。それなのに過去を悔い、未来を憂えることに、ほとんどの力を使い果たしてしまっている。これほど愚かな使い方はない。』
この言葉が腑に落ちた瞬間、私の世界は変わった。
苦しめているのは境遇でも病でもなく、存在しない時間の中で一人苦しみ続けていた私自身の心だったのだ。
苦しみを感じることと苦しみに飲み込まれることは別のことだ。
池に石が落ちれば水面は波だつ。しかし石が沈めば池はまた澄み返る。
心も同じだ。
波が来ることは避けられない。しかし波が引いた後に心を澄ませるかどうかは自分が決められる。
恐れについても同じことが言える。
人が恐れているものの大半は未だ起きていないことだ。
失うことへの恐れ、笑われることへの恐れ、上手く行かないことへの恐れ。
これらはどれも想像の中で作り出した恐れだ。
ところが身体は想像と現実を区別しない。
もし、こうなったら?と繰り返すたびに、それが起きているかのように反応してしまう。
想像の恐れに現実の生命力が奪われていく。
これほどばかばかしいことはない。
悩むな、苦しむな、恐れるな。
これは命令ではない。
諸君が本来持っている力を取り戻すための心構えだ。
その力は、生まれた時から誰の中にも宿っている。蓋をしているのは自分自身だ。」(中村天風)
今を生きる虎雄てす。

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