店長のブログ :
今を生きる2026-03-29 by 松岡
「諸君は今、誰のために生きているか?
朝、目が覚める。あの人は私のことをどう思っているだろうと考える。
仕事に出れば、上の者の顔色を読み、周りに合わせ、嫌なことも笑って受け流す。
家に帰れば、今日も本当の自分を出せなかったと、どこかで感じている。
そういう生き方を続けた老人が人生の終わりにこう言った。『私は一生、私でなかった』と。
これほど悲しい言葉があるか。
自己を確立するとは、地位や名誉を手に入れることではない。
私は私だという、揺るぎない感覚を日々の積み重ねの中で育てることだ。
褒められても、貶されても、失敗しても、その確信が動かない人間になることだ。
大木を想像して欲しい。嵐の中で枝は揺れ、葉は落ちる。しかし木の幹と根は嵐にも動かない。
表面の柔軟さと根本の不動さ、この二つが揃った時、人間は本当の意味で確立された自己を持つ。未だ確立されていない者の心は散漫だ。
あの人がどう思っているか、この先どうなるか、そういった外側の事に心のエネルギーのほとんどが使われてしまう。
しかし自己が確立された者は心が一点に集中できる。
今目の前にあることに全力を注げる。
その生き方が、人間の中に眠る力を引き出す。真に他者を愛せる者、真に社会に貢献できる者は自己が確立している者だ。
自己の確立に遅すぎるということはない。」(中村天風)
今を生きる虎雄です。

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