店長のブログ :
逆52026-02-01 by 松岡
「そして人間関係、これも又、皆さんが苦労しているところでしょう。
『あの人がもっとこうしてくれれば』、『夫が、妻が、上司がわからずやで』、『子供が言うことを聞かなくて』、そう嘆いて、相手を変えようと必死に説教をしたり、小言を言ったり、あるいは不機嫌になってみせたりする。
しかし、これも逆効果です。
北風と太陽の話をご存知でしょう。
旅人のコートを脱がそうとして、北風がビュービューと冷たい風を吹き付ければ吹き付けるほど、旅人は『寒い寒い』と言ってコートの襟をかき合わせ、頑なに脱ごうとしません。
これと同じで、あなたがガミガミ言えば言うほど心を閉ざし、反発し、益々あなたの望まない方向へと行ってしまいます。
ここでも逆をやるのです。
相手を変えようとするのではなく、自分が変わるのです。
もっといえば、相手を丸ごと許し、認めてしまうのです。
『あんな嫌なやつを認めるなんて負けた気がする』なんて思うのは、ちっぽけな自我の囁きです。
相手の欠点をあげつらって、腹の中で『あいつはダメだ、許せない』とイライラしている時、一番損をしているのは誰ですか?
相手ではありません。
怒りや憎しみという猛毒で自分の血液を汚し、神経を痛めつけ、運気を下げている、あなた自身なんですよ。
『人を呪わば穴二つ』と言いますが、他人を呪えば、まず自分自身を地獄に落とすのです。
だから、自分の為に相手を許すのです。『まぁ、あの人も不完全な人間だ。育った環境も違うし、色々事情があるんだろう』と高い山の上から下界を見下ろすような大きな心で包み込んでやるのです。
そして、ここからが肝心ですが、相手の良いところを顕微鏡を使ってでも探し出し、そこを褒めるのです。心の中で感謝するのです。
人間というのは不思議なもので、どんな悪人でも自分に向けられた悪意には敏感に反応して攻撃的になりますが、純粋に自分に向けられた好意や感謝には無防備なほど弱いのです。
あなたが相手に対して発する波動が敵意から好意に変わった瞬間、相手の魂はその温かさを感じ取ります。
『あれぇ、何だか居心地が良いなあ。この人の前では素直になれるな』と相手の態度も魔法のように変わり始めます。
これは私が何千人という人を見てきて実証済みの法則です。
相手を変えたければ、あなたが太陽になること。あなたが温かい光を注ぐこと。
それ意外に、人間関係を根本から良くする方法はありません。(続く)」(中村天風)

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