店長のブログ :
逆42026-01-31 by 松岡
「次に、健康についてお話ししましょう。ここにも恐ろしいほどの逆転があります。
私は結核という、当時は不治の病とされた死の病を克服しましたが、その経験から断言できることがあります。
それは、病気を治そうと必死になっている人ほど治らないという残酷な事実です。
病気を治したいと考えている人の頭の中は何で占められていますか?そう、病気のことばかりです。
朝起きて、『今日の熱は何度あるか?』『ここの痛みはどうなったか?』と自分の体の悪いところばかりを探す。
食事をする時も、『これを食べたら体に悪いんじゃないか?』と心配する。
夜寝る時も、『明日もっと悪くなっていたらどうしよう、死ぬんじゃないか?』と不安になる。
つまり、24時間寝ても覚めても、心の中は病気という真っ黒なイメージでいっぱいになっているのです。
心身統一の法則に於いて、心と体は繋がっています。あえて言えば、心が主で体が従です。
心が描いた通りに体は変化していきます。
病気のことを心配すればするほど、心のエネルギーが体に『病気であれ、弱いままでいろ!』と命令を下していることになるのです。
あなたは『治りたい!』と言いながら、心は病気を強化している。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。
これでは治るものも治りません。
健康になりたければ逆をいきなさい。
病気のことを忘れる時間をつくるのです。
痛い所があっても、苦しい所があっても、敢えてそこから心をそらし、楽しい事、愉快な事、美しい事に没頭するのです。
庭に咲く一輪の花を見て『なんて綺麗なんだろう』と感心している瞬間、あなたの心には病気はありません。面白い落語を聞いて腹を抱えて笑っている時、あなたの体から病の影は消えています。
生命の喜びを感じている時間こそが、体の中に眠る自然治癒力を目覚めさせる唯一のスイッチです。
人間の体には本来、元に戻ろうとする力が備わっています。
切り傷ができても、放っておけば治りますね。それと同じ力が、体の内側でも常に働いているのです。しかし、あなたが心配や恐怖という心の毒を流し込むと、自然治癒力の働きが阻害されてしまうのです。
医者や薬に頼るなと言っているのではありません。
必要な手当はすればいい。しかし、最後に直すのは、あなた自身の生命力です。
その生命力は、あなたがくよくよと眉間に皺を寄せている時は決して出て来られません。
逆に、あなたが『何とかなるさ。本来、元気なんだ』とカラ元気でもいいから笑い飛ばしているとき、川の本流のように、凄まじい勢いで流れ出してくるのです。
病と戦ってはいけません。戦えば戦うほど、病は強くなります。病を無視して元気を心に描くのです。
『私は元気だ。勇気がある。力が満ちている』と断言して下さい。これが、健康を取り戻す為の、逆転の真理です。(続く)」(中村天風)

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