店長のブログ :
言葉が変える2025-12-13 by 松岡
「他人から好かれるか距離を置かれるか、その差は言葉の選び方ひとつや。
わしは長い経営人生の中で、どんな人でも慕われる人間には共通する6つの言葉づかいがあると気付いた。
第一の教え 短く、直ぐに感謝を伝える。
慕われる人ほど、『ありがとう』を貯めへん。資料を渡してくれた、話を聞いてくれた、ちょっと気遣ってくれた、その瞬間に短く、『ありがとう、助かるわ』と。感謝のスピードが他人の心を温める速さや。
第二の教え 名前で呼んで『あなた』を示す。
名前を呼ばれへん会話は心に届かん。『佐藤さん、少し相談していい?』、『山本君、その姿勢ほんま良かった』。
名前は心の鍵。呼んだ瞬間、相手の心が柔らかくなる。
第三の教え 否定の前に受けとめる。
否定から入るとどれだけ正論でも届かん。そやから『そうか、そう考えるんやな』と受けとめる。わずか1秒の、この受けとめが会話の空気をガラリと変える。
第四の教え 命令ではなく質問で動かす。
慕われる人は、指示より質問を使う。『君なら、どう進める?』、『どれが一番いいと思う?』。自分で選んだ答えの方が、人は本気で動くんや。
第五の教え 長所を見たら、直ぐ言葉にする。
良さは、言われんと気付かん、『その丁寧さ、凄いな』、『君の気配り、ほんまに、よう効いてるで』。言葉にした瞬間、相手の自信が静かに燃えはじめる。
第六の教え 失敗の後、未来を見る。
責めても育たん。慕われる人は、こう言う。『次どうしたら、もっと良くなるんや?』
怒るより、前に進む灯(あかり)を渡すんや。
結局、人を動かすのはたった一言。その言葉が変われば、人間関係も人生も変わるで。」(松下幸之助)
全ては自分の言葉次第だと思う虎雄です。

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