店長のブログ :
インボイス制度とは2023-07-13 by 松岡
投資とは、お金を使うことではなく、資本を機械化・自動化・設備・発明などに投入して成長すること。
消費税増税と輸入物価上昇の2つは生産性と無関係に、実質賃金(可処分所得)を減少させます。
消費税は、課税売り上げ金額から課税仕入れ金額を差し引いた金額にかかるものとされています。(国税庁の説明による)
課税売り上げから課税仕入れを差し引いたものとは、利益と非課税仕入れの合計。これは小学生でも分かることです。だから消費税って、利益と非課税仕入れの合計に掛かっています。
非課税仕入れの代表的なものは人件費なんです。人件費とは給料と社会保険料。つまり、消費税って給料と社会保険料にもかかっています。
岸田内閣が「賃上げ賃上げ」って言ってるけど、本気で賃上げしたいなら消費税をやめること。
経営者は、人を雇えば雇うほど、給料と社会保険料を払わなければなりません。更に消費税も・・・
消費税と社会保険料が賃上げの足かせになっている。
所得税5%の人の社会保険料は東京都の場合14%。
今年10月1日から始まるインボイス(請求書)制度で、消費税の税率は同じでも国が徴収する消費税額は更に増加することになります。
年間売り上げ1.000万円以下の免税業者(フリーランス)がインボイス登録すると、年収の10%くらいが吹き飛ぶ。インボイス登録業者にならなければ、その消費税は取引先が支払うか、又は値上げで消費者が支払うことになる。それが嫌な取引先はインボイス登録したフリーランスに変える他ない。インボイス制度は課税消費税をフリーランス、取引先、消費者のいずれかが負担することになる。ババ抜き、デスゲームがインボイス制度の本質。全ては力関係で決まる。全員が損しないことはあり得ない、馬鹿げた制度がインボイス制度。一番多いパターンは最終価格の値上げ。実質賃金(可処分所得)が下がることになる。
可処分所得が下がれば需要が減少。需要が無いなかで新たに投資する経営者はいない。需要拡大がデフレからの脱却につながるのではと思う虎雄です。
(インボイス制度の本質は、これまで1,000万円以下の免税業者が払わないで良かった消費税を誰かが必ず払わなければならない制度のことです。関係の無い人は一人もいません。)

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