店長のブログ :
半導体事情2023-05-10 by 松岡
2020年5月14日は半導体にとって2つの記念すべき日です。
一つ目は、半導体メーカーTSMCがアメリカ・アリゾナ州に半導体(5ナノ・3ナノ)工場を作ることを発表した日。二つ目、アメリカ商務省が「中国企業ファーウェイに向けた半導体出荷を9月15日以降停止する」と発表した日。
TSMC半導体出荷の60〜70%がアメリカです。熊本工場を作る日本は4〜5%に過ぎません。
熊本工場では一世代前の28ナノ・16ナノ半導体を生産する予定です。しかし、最先端の台湾TSMC半導体工場では5ナノ・3ナノ、そして今は2ナノを開発中!
10年前の28ナノを台湾で作る余裕は無い。品質の劣る一世代前の半導体は日本で作っとけ!ということでしょう。いくら28ナノ半導体が手軽で便利、しかも需要があるとはいえ、10年前の半導体を作る工場を今作っているだなんて、びっくり!ですね。ちなみに、28ナノ半導体は今すでに足りているそうです。
どうする?
パートナー
「それって何なの?」
私
「28ナノ。」
パートナー
「・・・?」
台湾を巡るアメリカと中国の争いはTSMC最先端半導体の取り合い!?
「日々進化しているのに10年前の半導体を作るの?どうせなら最新型を作ってほしいなぁ。」と思った虎雄です。

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