店長のブログ :
アメリカ素描2022-08-13 by 松岡
2週間ごとにアメリカと日本を行き来するNさん。アメリカで買い付けた商品を日本に輸入し、ネット販売するのが仕事です。
Nさん
「新型コロナ禍への対処の違いで日本とアメリカの経済格差が一気に拡大しました。アメリカでは誰もマスクなんかしていません。だから、日本に帰って来るとマスクを忘れて仕方ありません。
1ドル135円前後のレートなので、35%コストアップです。往復の航空運賃も3倍。10万円だったのが30万円です。コンテナ代も同じように値上がりしているから大変です。ホテル料金も新型コロナ禍前の3倍。もちろん個人年収も3倍ですけどね。トータルでは10倍くらい違うように感じます。新型コロナ禍の話題をメディアは報道しませんし。もはや誰も気にしてません。普通に経済活動してますよ。日本が新型コロナ禍で縮こまっていた間にバリバリ稼いでいたわけですから、差が10倍に拡大したのは当然かもしれませんね。
アメリカは先進国、日本は後進国です。円安で輸出が儲かる構図は通貨安、コスト安の後進国から、より高く売れる先進国に輸出して稼ぐパターンです。かつての日本は1ドル360円、240円、120円の固定レートから最大70円代の変動相場へと変わり、次第に先進国へと変貌しましたが、今は逆。100円、120円、140円。150円もありかもと言われています。このままでは輸出頼みの後進国です。
アメリカのお金持ちは1億ドル(135億円)、10億ドル(1350億円)が当たり前。ラスベガスに一緒に行こうと誘ってくれた友人はラスベガスまでの足として4.000万円のベンツを購入、3日間の滞在中、3回の会食にワイン代も含め500万円と20%のチップ100万円合計600万円払ってました。チップが100万円ですよ、チップが。
税制も含めて、アメリカでは金持ちになろうとする人を応援しますが、日本は失敗した人をさげすむ国ですから。日本は大丈夫なんですかね?」
世界中からの移民を受け入れて人口が増え続けるアメリカ。少子高齢化で人口が減少し続ける日本。
経済の規模は人口に比例するのは歴史から学べます。
戦後の焼け野原から復興した日本の底力を見せる時かも、と思った虎雄です。
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