店長のブログ :
チャレンジ!2021-04-19 by 松岡
「曇るメガネを気にせず歩く、この男。将棋九段羽生善治50歳。将棋盤の前では、その姿は一変する。逆転の羽生マジック。史上初の七冠。およそ30年にわたり、頂点に君臨した。だが、この2年羽生は一つもタイトルを取れていない。歩み寄る世代交代、その荒波に揉まれながら歩み続けた。そして掴んだ再起のチャンス。去年秋、将棋界最高峰のタイトルに、50歳で挑んだ。そこに立ちはだかった壁。天才騎士50歳に密着した。」
この長いナレーションで始まる、NHK TV番組を見ました。
AI(人工知能)から学んだ若い棋士たちが常識外れの差し手で名人を次々と破る。
2018年、羽生は無冠となった。
家族と過ごす時間が増えた。 パーソナルトレーナーを付けて肉体改造に励むことで。これまでの時間(将棋界に君臨した、およそ30年)をリセット!
羽生が選んだのはAIを駆使して最先端の将棋を学ぶこと。
昨年9月、研究の成果が試される日がやって来た。相手は、これまで4回戦って一度も勝てていない藤井聡太。
最先端の将棋で完勝。
その頃、2年振りのタイトル戦、将棋界最高峰の竜王戦七番勝負出場を決めた。知力と体力の限りを尽くして戦ったが・・・
結果は1勝4敗で負け。
「将棋には、手付かずの所、未知な所はいっぱいある。全容を解明するのは難しい。今やれることをやりきる。」
「いつまで?」の問いに・・・
「将来のことはあまり考えない。
まあ、なるようにしかならない、かな?」
AI、哲学、脳科学、語学、知的好奇心に満ちた羽生善治九段50歳。
新たなステージでの戦いにチャレンジ!
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