店長のブログ :
なんてったって楽しさが一番2021-02-02 by 松岡
実際の生産台数が10分の1以下にもかかわらず時価総額が4倍から10倍もの金額にテスラがなっているのは、これから訪れるEVと自動運転の未来社会に於けるテスラへの期待からです。
では、私たちバイク業界にテスラのような会社が現れるのか?
ひとつ面白い話があります。
日本では、126t以上のバイクしか高速道路及び都市高速を走れません。これは日本社会では125t以下のバイクは原付(原動機付自転車)だからです。にもかかわらず日本の免許制度では50tは原付、51t〜125t迄は小型二輪、126t〜400t迄は普通二輪、401t以上は大型二輪、それぞれ異なる免許が必要なのはあなたもすでによくご存知のとおりです。一方、車には軽自動車免許は有りません。乗用車に限って言えば全て普通免許(二種免許はタクシー等の営業用免許)のみ。
普通免許は全ての乗用車の運転が出来るうえ、免許取りたてでも定員迄の人を乗せて走る事が出来る。4種類の免許に分割されたバイク免許では、もともと定員1名の原付免許と同じ定員1名を強いられるバイクの免許(免許取得1年間)。日本社会では、バイクはあくまでも遊び道具の延長?
マレーシアの首都クアラルンプールから南のシンガポールまで続く高速道路は排気量に関係なく無料でバイクは走れます。高速道路の料金所では、バイクは大きく左側を回り料金の賦課がありません。更に高速道路の左端をコンクリートで車の車線を仕切りバイクと車が同じ車線を走れないようになっています。これはシンガポールに働きに行く人々の足として役割をマレーシア社会が認めているから。つまり車とバイクは同等の社会的役割があると思われているからです。
遊び道具ではテスラのような会社が生まれるはずは無いと思います。
バイクの未来が明るいものである為には社会がその必要性を認める時代へと変革する必要があります。
なんてったって「楽しい!」乗物だから・・・。一回限りの人生、楽しんでなんぼだと思いませんか?
|