店長のブログ :
風刺狂歌2021-01-29 by 松岡
「泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」嘉永6年(1853年)、アメリカ合衆国ペリー提督率いる四隻の黒船が浦賀沖に現れ、江戸幕府が大混乱になった様子を表した風刺狂歌として有名です。
もともとは鯨油を取る漁船の補給基地を日本に求めたものと言われていましたが本当は、中国市場を手に入れるための太平洋航路を開くためだったのです。
大英帝国を始めヨーロッパ諸国との競争において、大西洋を渡る分だけ中国との距離が長くなり不利益を生じるので、最短コースの太平洋航路開発が急務であった。それが何故鯨油を取る漁船の基地確保が理由になったのか?
「事実は小説よりも奇なり」ですね。
いずれにしても日本はアメリカの力によって開国。その後の明治維新による高度経済成長への道を歩み始める事となりました。不幸な戦争を経て、今では日米同盟を結び同じ自由主義の理念を掲げ民主主義社会構築を目指す間がらにまでなっています。
戦争と差別の無い自由な世界が訪れると、いいね!
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