店長のブログ :
一隅を照らす2021-01-14 by 松岡
2019年12月4日アフガニスタンでテロリスト達の銃弾に倒れた福岡県出身日本人医師中村哲さん。医者として活動を始めたアフガニスタンで子供達がバタバタと死んでいくのを見て原因が水にある事がわかると600以上の井戸を掘り生活衛生面を改善した。
さらに、貧しさからテロリストになることがわかると日本人ワーカー300人&アフガニスタン人の素人集団で大河にコンクリート製水門を試行錯誤の末完成させ、農業用水路6キロメーターをとりあえず作り荒れ果てた大地を肥沃な農地に大変身させて。
今ではそこに64万人もの人々が暮らすまでになりました。
一時的な食糧援助ではなくアフガニスタンの人々が自らの力で作物を育て安心して生活していける基盤作りに貢献。
物事の本質を見極める目を持っていた中村哲さんいつも口にしておられた言葉「一隅を照らす」を思い出す虎雄です。
「一隅を照らす」とは、それぞれが持っているサイズの光で世の中の一隅を照らすこと。そうすれば世の中が今より明るくなります。
中村哲さんにとっての一隅は、アフガニスタンでした。地球サイズで物事を考えるスケールの大きさをお持ちだったからこそアフガニスタンが一隅だったのでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
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