店長のブログ :
覆水盆に返らず2020-08-04 by 松岡
夏だから水?
あなたもすでによくご存知のように、一度起きてしまったことは2度と元に戻らない、という意味のことわざ「覆水盆に返らず」は中国の故事に由来します。
太公望が周に仕官する前、ある女と結婚したが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁された。
太公望が周から斉に封じられ高い地位に出世すると、女は太公望に復縁を申し出た。
太公望は水の入った盆(ボウル)を持って来て、水を床にこぼし、
「水を盆に戻せれば復縁する。」と言った。
女はやってみたが当然出来なかった。
太公望はそれを見て「一度こぼれた水は二度と盆に戻ることはない。それと同じように、私とお前との間も元に戻るこはあり得ないのだ。」と復縁を断った。
「覆水盆に返らず」
は、時の流れに身を任せる他ない人生での出来事総てに適応することわざです。
マスクをしないで新型コロナウイルスに感染したからといって、感染前まで時間を戻しマスクをし直すことは不可能です。
その場しのぎの小手先判断にリスクが伴うのは当然であり、自らが結果責任を取るしかありません。
柵も塀も無い、アメリカ・グランドキャニオンウエストリム崖際で見かけた小さな看板に表記されていた言葉、
「自分の責任で一歩前へ。」
と、
中国のことわざ
「覆水盆に返らず」
は、一度起きてしまったことは元に戻らない以上、自己責任だということを教えてくれる名言だと思う虎雄です。
共産主義と自由主義という、相反するイデオロギーでそれぞれの国を統治する中国とアメリカ。
経済、軍事、情報での対立ばかりが目立ちますが、共通点も多いんです。
1. 椅子・テーブル・ベッドでの生活スタイル。日本は玄関で靴を脱ぐ。
2.多民族国家。日本は縄文人と渡来人。
3. 車は左ハンドル。日本は右ハンドル。
4. 世界の中心は自分たちだと思う覇権主義。日本は八紘一宇がせいぜい。
5. 主語述語の並び順言語。日本語は主語が無く、最後まで聞かないと肯定か否定かわからない。
6. お風呂に入らない。日本はたとえそこが砂漠でも銭湯を作る。
7. 他国と陸続きの国境がある大陸国家。日本は周りが海。
8. やられなら倍返しどころか10倍100倍1.000倍返し。ちなみに日本は「ツバメ返し、鶴の恩返し」。
)^o^(
9. 選挙で選ばれる大統領、主席制度。日本は世界一長い歴史を持つ天皇制民主主義国家。
10. 漢字とアルファベットの一文字表記。日本は漢字、ひら仮名、カタカナ、アルファベットの四文字表記。
11. 朝貢貿易、ギブミーチョコレートには友好的な態度を示す。日本は他国からの評価がすべて。
12. 損得勘定で物事を判断する。日本はその時の感情が総て。
対立が激化している米中関係ですが、万里の長城を始め今までの歴史を振り返ると、どちらかが先に戦争を仕掛け無い限り、米中戦争はあり得ないのでは?と思う虎雄です。
「覆水盆に返らず」
慎重な判断と結果責任が求められるのは当然です。
|