店長のブログ :
昼間の星2020-06-23 by 松岡
「商業界倒産」
新型コロナショックで大騒ぎしている間の出来事に、ショックを受けた虎雄です。
5月1日付けのニュース抜粋
1948(昭和23)年発刊の経済誌「商業界」等を出版していた老舗出版社株式会社商業界(東京都港区)は4月2日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額8億8千万円だった。
初代の主幹は「店は客の為にあり、店員と共に栄え、店主と共に滅びる。」という商人哲学を遺した倉本長治氏。
スーパーマーケットやチェーンストアを日本に紹介し、戦後の小売り・流通業界に多大な影響力を誇っていた。
だが、市場規模が、ピーク時(1996年の2兆6.563億円、出版科学研究所調べ)から半減した出版業界で、売り上げ減少に歯止めがかからないまま破産に追い込まれた。
(中略)
70年以上続いた商業界の倉本長治氏が唱えた「店は客の為にある」は、は昭和から令和に変わっても無用ではないだろう。だが、商業界は経営者に経営ノウハウを講義しながら、皮肉にも自社の経営を立て直せなかった。
「商業界ゼミナール」を信奉する受講者は、合理的な経営戦略が趨勢の中で、「商売十訓」と共に今回の破産劇をどう受け止めるのだろう?
かつて箱根小涌園での「商業界ゼミナール」に参加したことがある虎雄。
以来、毎年お正月2日3日の2日間にわたって開催される箱根駅伝で選手が箱根小涌園前を通るたび、当時のことを思い出します。
早朝6時から研修棟で始まった、
渥美俊一氏の「チェーンストア理論立地戦略」はテキストと共に今でも記憶に残る名講義でした。
店舗販売から通販、さらにネット販売へと進化し続ける流通業。
ショッピングモール、フリースタンディング、デリバリー、ネットオークション、Amazon、etc.
原付バイクのエンジン水冷化を始め、ネットオークション、ネット販売、ネットオーダーYouTube、カード決済、タブレットを使ったクレジット申し込み、スマホ対応等々。
表からは見えませんが、バイク販売店も進化し続けています。
昼間の星と同じです。
「見えないけれど、あるんたょ」
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