店長のブログ :
さすが!2020-03-09 by 松岡
Sさんが月に一度の検診に通うN内科医院。以前かかりつけだった内科医院が院長先生の高齢化と後継者不在で廃院となって以来の通院です。
先日検診に訪れた際、「高血圧と座骨神経痛は関係ありますか?」と尋ねたところ、「あるよ。」との答えが返ってきたそうです。「整形外科を勧められるかも。」と思ったSさんに、「座骨神経痛は治るよ、時間はかかるけどね。整形外科もあるけど、自分で腹筋をきたえるのが一番だよ。寝転がって両足の膝を両手で抱え、背中をできるだけ真っ直ぐにして頭を上げる。」
説明を聞いている最中、よくわからないSさんが怪訝な顔をすると、それを悟ったN院長はすかさず診察ベッドに横たわり、自ら実演してくれたそうです。
「時間はかかるけど、治る。自分で治せる。腹筋を鍛えれば背筋も鍛えられる。」と言って薬も処方せず、Sさんに希望を与えてくれたN院長先生。
Sさん
「もう2年になるから、顔は覚えてもらってるとは思うけど。私にあってるのよ。相性ってあるよ。検診の結果多少数値が高くても、少し数値が高いけど、まあいいか。って言ってくれ、無茶振りをしないのがいい。話しをちゃんと聞いてくれるし、こちらの気持ちもわかってくれる。私にはピッタリ!」
私
「患者に治るよと言って希望を与え、患者の気持ちに寄り添った医療に徹する。医者にも薬にも頼らず、患者自身が自助努力で治す方法を自ら実演して見せ、理解させる。医者はあくまで患者をサポートするだけの存在に徹するN院長先生は地域医療の名医だね。」
Sさん
「本当にそうね。」
プロフェッショナルとは、感性豊かな人のこと。相手の思いを言葉・表情・仕草から読みとり、その思いに寄り添った答えを患者がわかるように伝える。
N院長先生の益々のご活躍をお祈りします。
写真は摘み草料理美山(みやま)荘(京都美山)。朝、別棟の朝食会場に向かう際、「雨が降っています。傘をお使い下さい。」を無言で説明。折りたたんだままの傘を含め、人数分をキチン用意。
さすが!思わず唸った虎雄です。

|