店長のブログ :
マグナカルタ2019-11-03 by 松岡
「AIによる人事・転職」
というタイトルの報道番組を見ました。
あなたもすでによくご存知のように、就職支援サイト「リクナビ」が、ビッグデータ、AIを使って就職活動中の学生の動向を勝手に分析・点数化してランク付けし、本人が知らないところで、そのデータを企業に売り渡していました。
リクナビによる「内定辞退率データ販売」は、ビッグデータ・AI(人工知能)の進化に基づいたビジネスモデルです。
内定事態率データを販売された
学生
「憤りはもちろん、不安・恐れを感じる。」
Twitter、Facebook、ブログなどから、その人の能力・資質をAIが判断する。
AIを使った人材発掘業では、
攻撃性、自己顕示欲などを判断する。その際、700くらいのネガティブキーワードを検索。
裏アカウントから暴言が見つかることが多い。
企業がAIを利用する理由
1. 能力・人格をAIが判断する。
2. 最適な人材発掘、定着。
3. 人事部の働き方改革。
就職活動支援サイト「リクナビ(リクルートナビ)」を運営する
リクルートキャリアによる、内定辞退率データ販売には、
個人情報を勝手に販売した法的な問題と、能力・資質を点数化することが認められるのか?という倫理的な問題がある。
マイクロ差別につながらない、人間主体のデータ活用が求められる。
AIの分析対象にされない権利
と
異議申し立ての権利
を
認めることが重要。
今、哲学と倫理に基づいた、ビッグデータ・AIの活用が求められています。
イギリスの封建諸侯が当時のイギリス国王に迫り、王権の制限と封建諸侯の権利を確認させた文書として有名な「マグナカルタ」。
その後、国王の専制から国民の権利・自由を守る証となり、今でもイギリス立憲制の礎です。
ビッグデータ・AIを利用して、能力・資質が判断される時代へと変わりつつある今だからこそ、新しいマグナカルタが必要なのかもしれません。
あなたはどう思いますか?

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