店長のブログ :
粟国の塩2019-06-01 by 松岡
タクシードライバー 「私は自分を琉球人だと思っています。私たちの世代までは皆そう思ってるはずです。最近の若い人たちはそうは思ってませんが・・・ 過去・現在・未来へと続く歴史の流れが沖縄にもあります。それを私のタクシーに乗って頂いたお客様一人一人に伝えることが自分の使命だと思っています。お客様はどちらからですか?私は粟国島(あぐにじま)の出身です。高校入学時に那覇市へ来て以来、今日まで那覇市に住んでいます。 子供たちは東京と大阪に います。孫を連れて帰って来た時に孫たちと過ごせるよう、夕方4時までの勤務です。それで丁度いいと思っています。お客様のような方にも会えますから。ありがたいことです。私の生まれ故郷粟国島でとれる粟国の塩(あぐにのしお)をご存知ですか?海水だけで作るのでミネラルが豊富な甘い塩です。」
というわけで 帰りの那覇空港売店を探しまわり、 3軒目でようやく見つけて購入しました。 今が旬の「もずく」を店頭陳列冷蔵ケースに並べていだ女性スタッフが作業の手を止めて商品がある場所まで案内してくれました。 「私は粟国の塩しか使いません。」 と言いながら・・・
購入した「粟国の塩(あぐにのしお)」の説明文によると・・・
粟国の塩は海水のみを原料に、 濃縮に10日間、 釜炊きに30時間、 脱水乾燥に2週間、 約1ヶ月かけ職人が作り上げる海の結晶です。 3人の学者と共に、 昔の塩の復元ではなく、 本来塩がどうあるべきかという観点から 20年の研究の末、「粟国の塩」は完成しました。 素材の旨みを引き出し、すべての料理、梅干し・味噌などの加工食品とも相性の良い「海の結晶」です。
手にとって舐めてみると、 精製塩のような塩辛さが無くてまろやかな甘さを感じました。
タクシードライバー 「島唄同様、島の塩は石垣島の塩を始め今では沢山ありますが、粟国の塩が最初です。」
「どうあるべきか?」 原点回帰から新しい答えが生まれることを学んだ虎雄です。
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