店長のブログ :
価値を預かる2019-04-19 by 松岡
穏やかな空気に包まれた春の夕暮れ。 西の彼方に太陽が沈みます。
ミレーの「晩鐘」を思い出させる風景です。
夜、テレビ東京の番組「カンブリア宮殿」にチャンネルを合わせると・・・
寺田倉庫三代目中野社長が出演していました。 発想のユニークさにびっくり!
中野社長は寺田倉庫を、 従来の「モノを預かる倉庫業」から、「モノの価値を預かる倉庫業」へと進化させた人物です。
倉庫業にとっての一番のコスト要因は預かったモノを移動させること。 だから、 預かるモノにとって理想的な環境を維持し、動かさないで保管する。
例えば、 ワインは巨大なワインセラー内に多数の鍵がかかるスペースを用意。その場で試飲出来るよう、ソムリエまで配置。まるで巨大なワインバーです。 絵画は収納や配送の専任スタッフが取り扱い、万全を期す周到さ。 楽器は・・・
一番新しいビジネスは、 電子楽譜。 見開きのiPad を思わせるサイズに、多数の楽譜を収納。譜面に書き込みまで出来る便利さです。
中野社長 「人生は旅の途中。死ぬ間際に、いい人生だったなと思える人生でありたい。」
モノの価値を預かるビジネスモデルは富裕層のお客様を連れて来ます。
価格競争になる従来の倉庫業 から、 価格は自分が決めるビジネスへの転換 が 成功の秘訣! ですね。
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